コメント:高羽さんから頂いたHP開設お祝い素敵画!
本当に毛利を頂いてしまいました〜(><)v
超くだらない駄文つけちゃいました(笑)

 

HEAVEN’S DOOR『わたし』になったつもりで読んでね(笑)

 『わたし』が何気なく開いた扉の向こう。

 「いらっしゃい。いい時に来たね。」

 そこには、穏やかな好青年がいた。
 玄関にでてきた彼の手には白いふわふわの入ったボウルが一つ。どうやら、ちょうど生クリームを泡立てているところだったらしい。そして奥からは何やらいい匂いが漂ってくる。

 「今ね、ケーキを作ってるところだったんだ。あとはデコレーションするだけだから、食べていきなよ。」

 優しい口調と、親しげな雰囲気に思わず足を踏み入れることにした。

 「こ、これは・・・・・・」

 奥の部屋に立ち入ると、凶悪な目つきをした青い羊(?)のようなものがいた。
 それはこちらをちらりと見ると、怪しげな笑みを浮かべつつパタパタと宙を飛んでいる。

 「気にしないで。大気を漂うゴミみたいなもんだから。さ、そこに座ってよ。」

 気にしないで・・・と言われても(汗)。
 しかし凶悪な外見に関わらずそれは、こちらに害をくわえるつもりはないようである。
 とりあえず、青年に勧められるままに席に着いた。


 十分後、目の前には苺のショートケーキができあがった。
 無駄な動き一つなくそれをつくりあげていった青年の手つきはマジックでも見ているようだった。

 「ちょっと、君これをお客さんに切り分けてあげて。僕は紅茶をいれるから。」

 青年はどうやら羊らしきものに声をかけているらしい。
 これに言葉が通じるのだろうか?

 しかし、その心配をよそにそれは青年の言葉ににやりと笑った。
 どうやら通じているらしい。

 「キラーン!」

 それの目が妖しく光ったかと思うと、どこからか取り出した刃物でケーキを一刀両断した。

 ぱさり。

 ケーキは綺麗に8等分された。

 (@□@)!
 何故、一刀両断だったはずなのに8等分???

 しかしそんな疑問も、青年により目の前にケーキののった皿と、紅茶のカップが並べられるとどうでもよくなった。

 「さ、どうぞめしあがれ(にっこり)。」

 青年は天使のような微笑みを浮かべていた。
 それはケーキの甘い香りとあいまって、『わたし』にまるで天国にいるような気にさせた。

 「いただきます!」

 一口食べたそれはとても甘くて・・・・・・

 それが口の中でとろりと溶けたその瞬間、部屋のライトが消えた。

 「・・・・・・・・・・・!?」 


 「たーべちゃった、たべちゃったぁ〜♪」

 突然の暗闇の中、どこか音程の狂った歌声が響く。
 見ると、それはあの妙な羊だった。
 暗闇の中、その目がキュピーンと光っている。

 「たーべちゃったら、お仲間だもんねぇ〜♪」

 お仲間・・・・?

 首を傾げる『わたし』の目の前で、突然一カ所だけライトがついた。

 その中に佇むのは先ほどの穏やかな笑顔の青年。
 しかし、その笑顔が微妙に先ほどと違うような気がするのは気のせいだろうか?

 「やあ、ようこそ。『大明神の部屋』へ(にっこり)。」

 その言葉を聞いた瞬間、自分が足を踏み入れた場所が天国などではなく、その反対・・・・・・地獄だったことに気づいた。

 甘かったはずの口の中が突如、猛烈な辛さに支配される。

 「どうかな『大明神風毒舌仕込み苺ショートケーキもどき』のお味は?」

 自分の腹の中が真っ黒になっていくのを感じつつ、『わたし』は意識を失った。

 
 アーメン・・・・・・・(T□T)


BAD END

(遊びすぎか(苦笑)?)

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